説教免許: 神戸神学館免許課程修了(2年次修了)時点で、改革長老教会の会員は、
説教者となるために準備する願いをもつとき、小会に願って推薦をうけ、
中会によって、中会の監督下にある神学研修生とされることができる。

年齢が24才に達していれば中会の説教免許試験を受験できる。
受験は、神学館の教務会による2年次修了証明、または、それと同等の
神学校からの推薦書を添えて、中会に願い出る。

説教免許試験は、個人的信仰生活・日本語聖書の包括的知識・組織神学と
改革長老教会の原理知識についての、中会による試問、教会史の論文、
講解説教演習である。各科目中会議場の2/3の支持により合格となる。 
 

出題のレベルは、神戸神学館2年修了程度(graduate level)とするが、
英語読解力は前提としない。

この説教免許試験に合格すれば、小会の下で説教ができ、小会の監督下
で伝道師として奉仕できる。
彼は礼典・結婚式・祝祷を行なうことが出来ない。

この資格は5年ごとに中会で更新される。
通常、説教免許者は、牧師招へい資格試験をすみやかに受験できるよう、
賜物と明確な召命をえるべく、祈り求め、み恵みにより真実に努力すべき
である。

伝道師が、召命により、信徒伝道者として働きを続ける場合もある。
その場合は、小会の指導と監督の下にあって、牧師を補助するほか、
聖書研究の交わりや、家庭集会などによる伝道に奉仕する。
長老に選ばれ、任職された場合には、長老説教免許第二種同等の
働きもすることが許されるので、より定期的な説教と祝祷が可能となる。
 

長老説教: 1)改革長老教会の按手された長老は、神学館1年修了をもって、
小会の任命で時折説教と祝祷するための、中会の長老説教免許第一種試験
を受験できる。

中会議場で、個人的信仰生活、聖書知識、教理知識、教会史基礎知識の
面接試験を行う。通常、説教演習後に、この面接試験が行われる。

2)2年修了をもって、小会の任命でより定期的に時折説教と祝祷が出来る、
長老説教免許試験第二種を受験できる。

個人的信仰生活、日本語聖書の包括的知識、組織神学(教理史・改革長老史)
の中会の試問試験と講解説教演習が課せられる。

長老説教免許は、長老職を辞さない限り、終生有効である。

これら長老説教の任務は、み言葉の権威尊重のため次の場合に限定される。
a. 礼典は、やむをえない例外的なケースで、小会のみでなく中会の特別な 
許可があるときに限る。 
b. 第一種の長老説教免許者は、時折の説教と祝祷をなしうるが、必ず 
小会からの要請の決議にもとづき、小会と牧師の導きに従って奉仕 
しなければならない。また必要に応じ小会の指導に服さねばならない。 
c. 第二種の長老説教免許者は、より定期的な説教と祝祷のつとめにあた 
れるが、一定期間ごとにそのつど、小会または中会のそのつとめへの 
具体的な任命が必要である。また、小会と牧師の導きに従って奉仕 
しなければならないし、必要に応じ小中会の指導に服さねばならない。 
d. 葬儀と結婚式の司式は、礼典に準じて考えうる事柄である。これらは 
高度の教理的牧会的配慮を要するので、訓練を受けた牧師が行う事が 
望ましい。 

聖書研修: 神学館1年修了を持って卒業する者は、神戸神学館聖書研修資格をもつ。
この資格を持つものは、教会学校の奉仕や小集会などの教会伝道活動の、
信徒としての奨励や伝道活動に適格である。
この一年課程は、主に午後課程のみによっても、二年以内で修了できる。
この資格は、神戸神学館の資格である。
女性奉仕: 神戸神学館を修了した女子学生は、中会の監督下に入らず、説教免許試験・
牧師招へい資格試験を受験せず、みことばの権威ある宣言である説教や、
長老としてキリストの権威によって指導する権能には、(聖書において
男性に委ねられた職務であるので)たずさわらない。

しかし、中会の面接試験をへて、小会の監督下で、説教されたみことばの、
会衆への広く深く豊かな適用(勧め・教育・伝道など)に、それぞれ賜物
によって、女性奉仕者(Diaconissa)さらに女性宣教師として奉仕する。

ディアコニッサ資格志願のためには、小会の推薦が必要である。小会と
牧師の指導の神学的な基本を理解し咀嚼し、率先して創造的に奉仕できる
者であるために、神戸神学館の2年修了または同等の聖書教育を受けて
いることがのぞましい。
その中からさらに女性宣教師となるためには、神戸神学館4年を卒業し、
小会の推薦により、中会の面接試験を受けねばならない。小会は中会に
対して、同等の聖書訓練を受けた敬虔な婦人を推薦する自由が有る。

中会は彼女の信仰・人格・神学・奉仕的賜物を面接試問により確認する。
しかし、ただ知的面だけでなく、その具体的働きを考慮しつつ、慎重に
献身の志と信仰による奉仕の賜物を、教会として確認せねばならない。
しかし、これは奉仕の資格であって教会の職ではなく、按手は行わない。

彼女らは、小会の指導と監督のもとで、個人伝道、家庭など小集会の支援、
特に婦人聖書研究の指導、教育活動、病者・老人・苦難にある者・迷って
いる者の訪問支援、教会の集会への奉仕支援、神学研究活動への奉仕支援、

文書伝道海外協力など教派を越えた奉仕、牧師を補佐する奉仕などにあた
る。彼女たちの活動は、教会に不可欠であり、計り知れない益をもたらし
うる。
牧師をはじめ伝道者の夫人は可能な限りこの奉仕資格を有するべきである。
 

婦人宣教師は、より深く正確な聖書と教理の理解をもった信頼できる
奉仕者として中会において認められた女性で、小会や牧師と霊的教理的にも
心を一つにでき、幻を共有して働く器であることが期待される。
英国米国の改革長老教会で、一婦人教会員ながら、深い霊性と高い神学的
素養を持って教会の様々な奉仕に献身し支えてきた姉妹や、韓国長老教会
の勧師(コンサ)や、中国における婦人伝道者にこの奉仕の模範を見る。
プリスキラのごとく、個人的に若者を導いて信仰を祈り育てるつとめに
当たることが可能なほど、信仰深く祈り深く、神学的理解と確信を持ち、
信仰の証しの裏付けを持つ者でなければならない。彼女は、上述のような
働きにおいて、小会の下で、例えば海外宣教の奉仕や学校・書店のための
奉仕など、継続的な自立した奉仕を委任される資格が有る。

彼女はその働きについて常に牧師のみことばの指導を受け、小会または
中会の意向を汲み、その訓練にすすんで服すように心しなければならない。
講壇に立ってみことばを直接教える働きに野心をもってはならず、むしろ
一教会員としての忠実な奉仕が努めの基本であることを忘れてはならない。
 

牧師資格: 中会の牧師招へい資格試験を受験するには、神戸神学館(4年間)の卒業、
又は、他の神学校に加えて神戸神学館での改革長老教会についての教育が
必要であるが、前提として、大学卒業又は同等であることが要求される。

牧師招へい資格試験は、釈義論文と講解説教演習のほか、組織神学と改革
長老教会の原理、教会史、召命と牧会伝道の賜物について中会の試問試験
が課せられる。

出題のレベルは、神戸神学館4年卒業程度(graduate level)とする。
基礎的聖書語学力と基礎的英語読解力が原則として当然とされる。

この試験に合格した者は、教会からの牧師招へいをうけることができる。
しかし、彼は礼典・結婚式・祝祷を行なうことが出来ない。
この資格は5年ごとに中会で更新される。

牧師資格は、さらに、具体的な招へいを受けて行われる牧師試験に合格し、
教える長老(牧師)の按手礼が終わってはじめて認められる。
 

資格付記: 中会の、説教免許・長老説教免許・牧師招へい免許・女性宣教師資格
のいずれも、賜物の認定であって、経済的生活の中会による保障を
意味しない。

経済的関係は、招へいまたは支援の契約にともなう事柄として、
これらの資格を前提とはするが、これらの資格とは別個の事として
発生する。